まとめ
Microsoft Access で、バックエンドデータベースとして使っているファイル(~_be.accdb)を別のフォルダーに移動させたい。ファイルをただ移動させただけだとフロントエンドからのリンクが切れてしまう。なので、移動させた後、フロントエンドのファイル(~.accdb)を開き、リンク テーブル マネージャー で新たにリンクさせることで、再び元のように使えるようになった。
やりたいこと
Microsoft Access で、とあるフロントエンドのファイル(~.accdb)がバックエンドデータベースとして参照しているファイル(~_be.accdb)を、別のフォルダーに移動させたい。
しかし、ただ移動させただけだと、フロントエンドのファイルからそのバックエンドデータベースへのリンクは当然途切れてしまう。このため、そのリンクを紐づけ直す必要がある。
環境
- アプリケーション:Microsoft Access for Microsoft 365 MSO (バージョン 2509 ビルド 16.0.19231.20138) 64 ビット
- OS:Windows 11 Pro バージョン 25H2
やったこと
バックエンドデータベースファイルの移動
MS Access は閉じる。
移動させたいバックエンドデータベースのファイル(~_be.accdb)を、エクスプローラーなどで、移動させたい別の場所に移動させる。
リンクし直し
フロントエンドのファイル内で新たなリンクを作ってから、古いリンクは古いテーブルごと削除した。
流れは以下の通り。
MS Access で、フロントエンドの方のファイル(~.accdb)を開く。
このとき、バックエンドデータベースのファイルが見つかりませんでしたというダイアログが表示されるので、[OK]を押す。
MS Access 内でもし開いているオブジェクトがあれば、閉じる。
メニューバー —>[外部データ]—>[リンク テーブル マネージャー]を開き、[追加]ボタンを押す。
「データソースの選択:」で、「Access」を選択し、[次へ]を押す。
「ファイル名」フォームにて、バックエンドデータベースのファイルの新たなパスを指定し、[完了]を押す。
「テーブルのリンク」ウィンドウの「テーブル」フォーム内で、上記で指定したバックエンドデータベースに紐づけたいテーブルを選択し、[OK]を押す。

「テーブルのリンク」ウィンドウ
リンク切れになっている古いテーブルは[削除]する。
メインウィンドウの左ペインの「テーブル」一覧にて、新たに追加されたテーブルのテーブル名を、必要に応じて元に戻す。
※ 古いリンクのテーブルと一時的に名前が重複しそうになったことにより自動的に末尾に”1″などがついている場合があるため。
結果
そのデータベースは再び元のように使えるようになった。

