まとめ
Power Automate for Desktop で、PDFファイル内にある特定のテーブルから番地を指定して特定の値を抽出したい。それをやるには、まずアクション「PDF からテーブルを抽出する」でテーブルを変数に抽出してから、どこかに書き込む際にはその中のプロパティ “.DataTable” の中にある行数と列数を指定する。その際、変数に抽出されたテーブルの中身を確認するには、アクション編集画面の右ペイン「変数」内の該当変数を[表示]することで辿れる。
やりたいこと
Power Automate for Desktop(以下、PAD)で、PDFファイル内にある特定のテーブルから番地を指定して特定の値を抽出して、Excel の指定セルなどに貼り付けたい。
環境
- OS: Windows 11 Pro バージョン 25H2
- RPAソフト: Microsoft Power Automate for Desktop 2.65.00145.26040
やったこと/結果
PADのアクション編集画面で、以下の流れで操作してみた。
アクション「PDF からテーブルを抽出する」
アクション「PDF からテーブルを抽出する」を配置する。
「抽出するページ」はとりあえず「すべて」にした。
それ以外の設定は、必要に応じて変更する。
「生成された変数」の変数名は後で使うので、覚えておく。
抽出したテーブルの中身を確認
上記アクションを含むフローを一回実行してみる。
すると、右ペイン「変数」内の「フロー」領域にある先ほどの変数(ここでは “ExtractedPDFTables”)の3点リーダーをクリックすると[表示]できるようになっているので、[表示]してみる。

変数の中身を[表示]
まず、「アイテム」が列挙されるので、取り出したい値が存在するであろうテーブルのアイテム番号を覚えておく。

アイテム
そのアイテムの[詳細表示]をクリックして、プロパティ “.DataTable” の中をどんどん辿っていくと、データテーブルを見ることができる。
ここで、取り出したい値の行数と列数を確認する。
値の書き込み
上記で確認した値は、様々なものに書き込むことができる。
例えば、Excel のセルに書き込みたい場合には、以下のように操作する。
アクション「Ecel ワークシートに書き込む」を使う。
「書き込む値」フォームにて、以下のように記述する。
%ExtractedPDFTables[0].DataTable[0][1]%
それ以外の設定は、必要に応じて変更する。
上記の流れにより、PDFのテーブル内から特定の番地の値を取り出してどこか別のところに書き込むことができた。
所感など
Power Automate でPDFからテーブルを取り出す方法、意外と情報が少ないように思う。
もともとテーブルが含まれないPDFの場合にはこの方法は使えないかもしれない。

