Opera からVivaldi への乗り換え

試してみる/やってみる

概要

PCのウェブブラウザーを、Opera からVivaldi に乗り換えてみた。
ブックマーク類は簡単にインポートできたので、乗り換えは思ったよりもスムーズだった。
Vivaldi にしたら、昔のOpera のように機能性と軽さが両立できている感じに再び出会うことができた(^^)
今後はとりあえずVivaldi を使っていこうと思う。

詳細

動機

ウェブブラウザーとしては、Opera をずっと使ってきている。
ウェブブラウザーを使って調べ物をするとき、同時に開くタブの数が10〜20個になるというのはよくある。
タブの数がこのように多い時には、メモリーが食いつぶされHDDのスワップにまではみ出ることが最近よくあった。特に最近は仮想マシンをよく使いながらネットサーフィンすることが多かったので、物理メモリーが8GBあっても足りなくなるということがちょいちょいあった。
それに正直、Ver. 15 以降のOpera には少しがっかりしていた。最近のウェブページを型くずれなく見られることと引き換えに、重いし、Opera 独自だった素晴らしい機能たちは消えてしまうし・・・。
そんなとき、もっと軽いウェブブラウザーは無いか再検討してみた。
Firefox とかも考えた。でもそれよりもかつての古き良きOpera の思想を受け継いでそうなVivaldi なら、その軽快さと使いやすさを再び味わえるんじゃないかと思い、ちょっと乗り換えてみた。

環境

  • OS:Linux Mint 17.3 Rosa Xfce 64bit
  • CPU:AMD Phenom(tm) 9100e Quad-Core Processor
  • メモリー容量:8GB

インストールの流れ

Vivaldi 1.1 64bit DEB をダウンロードhttps://vivaldi.com/?lang=ja_JP

パッケージをインストール

実行

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Opera からブックマークをインポート

今のOpera には、ブックマークのエクスポート機能が標準機能として備わっていない。
でも恐れることはなく、Vivaldi はOpera のプロファイルから直接インポートすることができる。

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※ インポートするにはOpera 側を終了しておく必要あり。

いいところ

かつてのOpera 復活!という感じ。以下がそれら。

タブの位置替え

タブを下に置けるのが嬉しい。タスクバー上のソフトの切り替えと同じような感覚で操作できるので。

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タブのグルーピング

ある程度込み入った調べ物や作業をするときは、これが有難い。

ロッカージェスチャー

私がかつてOpera に惚れ込んだ理由の一つ。
Opera がVer.15 になったとたんにこの機能が消えた時は、かなり憤慨したものだ。後のOpera では復活したものの、あのときの怒りと悲しみは忘れないw

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左ブックマーク

最近の多くのウェブブラウザーからは消えてしまったこの位置に座するブックマークが、Vivaldi にはある。

メモ

調べ物中や作業中のちょっとしたメモに最適!!これにまた出会えて嬉しい。
Opera の標準機能からこれが消えてからというものの、ネットサーフィン中のメモといえばやむを得ずテキストエディタを使ってきた。プラグイン?メモソフト?付箋ソフト?Evernote? いちいちたどり着くのが面倒だ。

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新しい機能?!

ウェブパネル

これすごくいい!サイドに別のページを常時表示しておくことができる。

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メモリー使用量

Vivaldi と現Opera それぞれで同じウェブページを10枚くらい開いてみたところ、メモリー使用量はどちらもあんまり変わんないみたい。でも、前回起動時のタブをそのまま残す設定にしているとき、Vivaldi はそれら全てを起動時に読み込もうとはしないみたい。前回起動時から残っているタブをクリックしたときにはじめてそのページの中身をリロードするような動きになってるっぽい。そのおかげで、無駄な重さがないようだ。
一方、今のOpera の場合、少なくとも私の環境では、起動時に前回使用したタブを一気に読み込むようで、そのせいでタブがたくさん残っていると一気に重くなってしまう。

その他所感

Ver.12 までのOpera を彷彿とさせるウェブブラウザー。さすがかつてのOpera 創設者の一人が立ち上げただけある!って思った。
Ver.15 以降の残念感を知っている人こそ、このVivaldi は最適だと思う。
手を出すのが少し遅れてしまったのが申し訳ない・・・、Vivaldi。
といっても、エンジンはChrome や現Opera と同じBlink を使っているとのこと。
まあ最近のウェブページを適切なレイアウトで見れるとともに、あの素晴らしい機能たちもはじめから軽快に使えるということで、かなりグッド。
“A new browser for our friends”(私たちの友人のための新しいブラウザ)というスローガンも涙もんだね(ToT)
あとはAndroid 版が出てくれて、さらにブックマークをクラウドに保存することでマルチデバイス間で共有できるようになりさえすれば、もはや文句なし!!!

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