Linux Mint で、外付けHDDのデータを定期的に自動バックアップしたい。しかし、Mint に初めから入っているソフト “Timeshift” だと、外付けHDDをバックアップ対象とすることができなかった。
仕方ないので、公式リポジトリから”luckyBackup” をインストールし、それを使って定期的に自動バックアップすることにした。
使ってみた結果、いくつか疑問点はあるものの、初回のバックアップはひとまず完了できた。
Linux Mint で、外付けHDDのデータを定期的に自動バックアップしたい。しかし、Mint に初めから入っているソフト “Timeshift” だと、外付けHDDをバックアップ対象とすることができなかった。どうやら、/media 配下のパスは強制的に除外されてしまうっぽい。
参考ウェブページ:Added filters appear to not be working · Issue #145 · teejee2008/timeshift · GitHub
仕方ないので、別の手段を使って、この目的を達成したい。できるだけ簡単な方法で。
- OS: Linux Mint 20 MATE 64-bit
- 今回インストールしたluckyBackup のVer.: 0.5.0
- 今回の外付けHDDについて:USB経由でつないだ2つのSATA HDD(4TBと2TB)。ファイルシステムはそれぞれext4。
[ソフトウェアの管理] から、”luckybackup” をダウンロード&インストール
起動し、タスクを作ってみた。デフォルト設定に加え、以下のようなタスクを。
- Name: 自分で分かりやすい名前
- Type: [Backup Source inside Destination]
- Source: バックアップ対象となる外付けHDDの指定したパス
- Destination: バックアップの保存先とする別の外付けHDDの指定したパス
- Exclude するもの: Trash, lost+found
- Snashots to keep: 10
テスト –> 結果OK
[schedule] 画面にて、毎日自動実行されるよう crontab に仕込んだ。
初回実行([Run])にて、無事にバックアップできた。
700GBをコピーするのに、3時間以上かかった模様。
同タスクのその次以降の実行時には、差分のみがコピーや削除されることを確認できた。
このソフトにて、Task のType として[Synchronize Source and Destination] を選んで試しに実行してみたところ、ソースでファイルを削除していたとしてもデスティネーションにそのファイルが残っているためか、そのファイルがソースに復活してしまった。これは、ファイルなどを整理のためにソースからあえて削除した場合には、混乱の元になりそう。
[Manage Backup] 画面から、過去のスナップショットから復元できる模様。
しかし実際にこの画面の中を見てみたところ、バックアップ前にはあって今はソースから消したファイルがどうもこの画面内に見当たらないのと、一部のディレクトリのみを選択しての復元ができないっぽい・・・。
このように怪しく感じた点があるので、この画面からのリストアは怖く、試してない。
ひとまず、このバックアップから復元したい場合には、Caja などのMint標準ファイラーを使って手動で復元したほうがよいのかも。
でも、過去のスナップショットからどうしても復元したければ、上記[Manage Backup] 画面を使うしかないのかな・・。それは怖いかも。