まとめ
CASIO WATCHES アプリ対応のG-SHOCKでGPS情報をロギングする際、そのG-SHOCKと連携しているCASIO WATCHES アプリ側で位置情報がきちんと記録されないことがある。しかし、いくつかの条件を満たすことで改善された。
困ったこと
CASIO WATCHES アプリ対応のG-SHOCKで、ランニング時のGPS情報をロギングしたい。
このとき、同時に携行するスマートフォンから補正のための位置情報をもらうために、CASIO WATCHES アプリとそのG-SHOCKを連携させている。しかし、CASIO WATCHES アプリ側で位置情報が記録されていないことがある。この時、同アプリの「ランニング」記録を見ても、地図と位置情報だけは表示されていないという状態となる。
ただし、G-SHOCK側の単体ではきちんとGPS情報は記録できているようだ。
環境
G-SHOCK側
- G-SHOCK機種:DW-H5600
スマートフォン側
- アプリ:CASIO WATCHES 3.19.0
- OS:Android 14
- スマートフォン機種:moto g24
実施済みのこと
- CASIO WATCHES アプリとG-SHOCKとの連携。
- CASIO WATCHES アプリ内の「スマートフォン位置情報の利用」設定項目はON。
やったこと/結果
さらに以下の条件を満たすことで、CASIO WATCHES アプリ側でもスマートフォンの位置情報がきちんと記録・表示されるようになった。
事前設定
- スマホのAndroidの設定項目「バックグラウンドアクティビティを制限する」内の「必要なアプリ」(例外設定的な意味)リスト内に “CASIO WATCHES” アプリを追加しておく。
- “CASIO WATCHES” アプリの[アプリ情報]にて、[許可]—[位置情報]に行き、「アプリの使用中のみ許可」になっていることを確認する。
計測開始毎の直前
スマートフォンで”CASIO WATCHES”を起動して、画面の前面に出しておく。
その状態で、G-SHOCK側で計測を開始する。
所感
スマホで画面に表示されていないアプリが裏でも意図した通りに動くか、という問題は以前からあるように思う。省電力機能やRAMの許容範囲やセキュリティとのせめぎ合い、みたいな感じで。
しかも、バージョンが上がったりする度に、問題の解決方法を変える必要性に迫られるような気がしてならない。
この辺りがパソコンに比べていまだ謎と不便が多いと感じる。