まとめ
ミュニケーションアプリ「LINE」から徐々に脱したい。移行先にしたいアプリは、「+メッセージ」と「Viber」。チャットは「+メッセージ」、音声通話とビデオ通話は「Viber」に任せたい。
考えてきたこと
LINEを使うにあたって引っかかること
コミュニケーションアプリ「LINE」は便利で楽しいツールだ。今となってはよく使っている。
しかしこれまでに起きた複数の個人情報的な事件や、開発・運営側の経緯や資本関係等を考えると、実はあまり使いたくはなかった。かといって、良い代替アプリも長らくほとんど見当たらなかった。
もし今後乗り換えるなら、より日本に近しいところが運営しているものが望ましいと思っていた。セキュリティの意味でも、自分たちを応援する意味でも。
代替アプリの候補
しかし近年、日本製の「+メッセージ」(プラスメッセージ)というアプリが登場した。「LINE」同様に、電話番号ベースであり、チャット(メッセージ)を無料でやりとりすることができ、色々なスタンプも使える。
はじめはMVNOの端末では使えなかったが、今では使えるようになっている。
チャット(メッセージ)にはRCSという仕組みが使われている点は、LINEとは異なる。
「+メッセージ」がインストールされていない端末とも、シームレスにSMSに切り替わることでスムーズにやりとりできる。
試しに「+メッセージ」をインストールしたところ、自分の電話帳内の一定数の人の端末に、すでに同アプリがインストールされているようだ。
ただしLINEと比べて大きな欠点がある。それは無料の音声通話とビデオ通話ができないことだ。「+メッセージ」アプリから「電話」をかけようとすると、それは文字通り普通の電話(通話)なので、スマホの既定の電話アプリが起動されてしまう。
もう一つの欠点は、日本のキャリアの端末でしか使えないことだ。
これらの欠点をカバーするためには、現状では別のコミュニケーションアプリを使うしかない。
その候補として良さそうなのは、楽天がやっている「Viber」だ。これも電話番号がIDとなる。Viber同士で無料の音声通話やビデオ通話ができる。
出発点はイスラエルのようだが、楽天が買収した。
ただしこれをインストールしている人は、私の電話帳の中ではごくごく一部のみであった。
結論
LINEの使用をいきなり止めることはできないので、LINEと「+メッセージ」と「Viber」を併用しながら、後ろの2つが少しずつ広まってくれることを期待することにした。
そして最終的には「+メッセージ」に無料の音声通話とビデオ通話が搭載され、他国の端末とも各種通信ができれば最高なのだが。
所感
LINE以前にも、手軽な無料チャットや音声通話ができるアプリはあった。Skypeが代表例だろう。
あとは、MSN Messenger や ICQ などが有名だったろう。
それを使わないなら、従来からある普通の有料の通話機能を使い、テキストメッセージならEメールかSMSかMMSを使う、ということだった。
2000年前後、私は電話代の節約や使い勝手の良さのために、上記のメッセンジャーを周囲に広めようと、個人ながらも努力してきた(笑) しかしそれらを使ってくれる人と言うのは、結局もともとそういうことに少なからず興味や関心がある、数少ない人たちだけであった・・・。PCでしか使えなかったというのもあるし・・。
時が経ち2013年ごろ、LINEは爆発的に普及した。スマホが普及している中、電話番号を知っている相手なら簡単に登録できたというのも大きな理由だろう。
しかし「+メッセージ」や「Viber」も今や同様に、自分の端末の電話帳の情報から、既に同アプリを使用している相手を一発で見つけることができる。
また、スマホキャリア自身が「+メッセージ」をそこそこ宣伝してそうなところも、普及を期待できる要因だ。既にある程度の台数にはインストールされている模様。LINEをまだ使ったことがない新しい世代にとっては、なおさら選択しやすい選択肢だろう。
まあここまで広がったLINEの牙城を崩すのは困難だろうが、やっぱり日本に頑張って欲しいので、上記のような方向性に進みたい感じである。