外付けHDDを交換&データを一気にコピー

トラブル対応

概要

新しい外付けHDDを買った。ファイルシステムは、これまでと同様にext4にしたい。これまで使っていたものからデータをコピーするには、Linuxのddrescueコマンドを使って、うまくいった。
ちなみに、はじめは普通のコピーを試したが、なぜか途中で色んなところでつっかえてしまい、コピーがなかなか先に進まなかった。

詳細

やりたいこと

これまで使っていたHDDの容量が不足してきた&たまに調子が悪い。なので、新しい外付けHDDを買った。このため、これまで使っていたHDDから新しい方にデータをまるごとコピーしたい。

環境

  • OS: Linux Mint 19.2 MATE 64-bit
  • 外付けHDDらをつなぐUSBハブ:SODIAL(R)3ポートUSB3.0 エクスプレスカード 54ミリメートル PCMCIA-エクスプレス-カード ラップトップ用品(PCMCIAカード)

コピー元HDD

  • HDD本体:WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 1TB Blue WD10EZEX/N / 7,200rpm / SATA 6Gb/s
  • USBへの変換器具:タイムリー GROOVY 3.5″HDD CASE SATA接続3.5″HDD専用/ブラック SATA2-CASE3.5 BK
  • HDDのファイルシステム:Ext4 (バージョン 1.0)

コピー先HDD

  • HDD本体:

★Seagate BarraCuda 3.5″ 2TB 内蔵ハードディスク HDD 2年保証 6Gb/s 256MB 5400rpm 正規代理店品 ST2000DM005★

  • USBへの変換器具:Yottamaster K100-U3-BK-JP
  • HDDのファイルシステム:Ext4 (バージョン 1.0)
  • その他の状況:コピー先にしたいHDDのパーティションを2つに分けてあり、1つはNTFSファイルシステムで、もう1つはExt4にしてある。今回のコピー先は、Ext4の方である。

やったこと

失敗パターン(普通のコピー)

GUI上でドロップ&ドロップによりデータをコピーしようとしたら、ちょいちょいエラーが出て、なかなか先に進まなかった。このエラーの量が多かったのと、やはりできるだけちゃんとデータをコピーしたかったため、この方法は断念した。

ちょいちょい出たエラーのうちの一つ

成功パターン(ddrescueコマンド)

コピー元HDDとコピー先のHDDのデバイス名をそれぞれ、dfコマンドやfdisk -lコマンドやDisksツールなどで確認しておく。
(例)/dev/sd○ など

コピー元HDDとコピー先HDDどちらもマウントを解除しておく:
CajaのGUI上の左ペインにて、解除したいパーテションの▲ボタンを押してマウントを解除した。

以下のコマンドを実行した。
※コピー方向に注意!!!
※コピー先のパーティション内のデータ全てが消えるので注意!!!

$ sudo ddrescue -f -r1 -v /dev/sdc1 /dev/sda3 rescue.log

上記のようにログファイルを指定しておくと、途中でいったん中断してもそこから再開できるらしい。

結果

コマンドの出力結果:

GNU ddrescue 1.22
About to copy 995909 MBytes from '/dev/sdc1' to '/dev/sda3'
Starting positions: infile = 0 B, outfile = 0 B
Copy block size: 128 sectors Initial skip size: 19456 sectors
Sector size: 512 Bytes
ipos: 995909 MB, non-trimmed: 0 B, current rate: 23330 kB/s opos: 995909 MB, non-scraped: 0 B, average rate: 7985 kB/s
non-tried: 0 B, bad-sector: 0 B, error rate: 0 B/s
rescued: 995909 MB, bad areas: 0, run time: 1d 10h 38m
pct rescued: 100.00%, read errors: 0, remaining time: n/a
time since last successful read: n/a

途中でつっかえることなく、無事にデータ(フォルダー構造&ファイル群)をコピーできた。
かかった時間は、約1日半・・!
コピー先のパーティションを無事にマウントして、データを読み書きすることができた。
ただし、コピー先パーティションにあらかじめ設定していたボリュームラベルは消えてしまっていた。なので、ボリュームラベルはつけ直した。

だけど、データがまるごとコピーされるのは分かったけど、メタデータ的なものは一体どこからどこまでコピーされるのか、よく分からんまま終わった。

参考にしたウェブページ

ddrescue – Wikipedia

GNU ddrescue Manual

故障してそうなディスクからデータを取り出す方法(ddrescue) – Qiita

「ddrescue」の使い方 – PCと解

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