概要
Linux Mint のExt4 パーティションに、大文字小文字だけが違う2つの同名のディレクトリ(”ZARD” と”Zard”)がある。
これら2つのディレクトリを、一括でFATパーティション(USBメモリー上)にコピーしてみた。
すると、FATではこれら大文字小文字の違いを区別しないので、一つのフォルダーにマージするかどうかの案内が出てきた。
詳細
- OS: Linux Mint 18.3 ‘Syliva’ “MATE 64-bit”
- ディレクトリのコピーに使ったファイルマネージャー: Caja 1.18.5
やってみたこと
Linux Mint のExt4 パーティションに、大文字小文字だけが違う2つの同名のディレクトリ(”ZARD” と”Zard”)がある。
これら2つのディレクトリを、一括でFATパーティション(USBメモリー上)にコピーしてみた。
結果
FATではこれら大文字小文字の違いを区別しない。よって、順次コピーされる際に、後からコピーされたディレクトリを、直前にコピーされた同名のフォルダーにマージするかどうかの案内が出てきた。
このように、FAT上だと当然、大文字小文字が違うだけの同名ディレクトリ同士は、同じディレクトリ内で共存することができない。
とはいえCaja では、これら2つのディレクトリをコピーすると同時に、簡単にマージすることができた
備考
一方、NTFSは大文字小文字を区別する模様。なので、Linux 上でNTFSに対して上記と同じことをすると、マージしなくても両方のフォルダーを普通にコピーできた。
しかしWindows では、少なくともデフォルト設定では大文字小文字の区別をしていない。よって、Windows 上でNTFSでこのような大文字小文字が違うだけの同名ファイル/フォルダー群を見た場合、どうなるのかは分からん。