概要
自宅から先方のネットワークに、L2TPでつながらない。つながるように用意はされているのに。
原因は、うちの光回線が「V6プラス」だったからっぽい。
そこで、加入しているISPの契約にPPPoEオプションを付けて、もう1台のルーターを取り付けてそこからPPPoE接続したところ、それ経由でなら先方にL2TPでつなぐことができた。
詳細
困ったこと
自宅から職場のネットワークに、L2TPでつながらない。エラーとなってしまう。先方では、つながるように用意はされているのに。
自宅のルーターで「VPNパススルー」はONになっているのにだめ。そのルーターの[IPフィルター]や[ポート変換]でそれらしき設定をしてもだめ。つなぎたいPC上でそれらしき設定変更をしてもだめ。
環境
解決前
- 加入プロバイダー:DMM光
- 加入プラン(概要):ギガプラン v6プラスタイプ接続プロバイダ
- ルーター:市販のWSR-1166DHP4 Version 1.01
- VPNをつなぎたいPCのOS:Windows 10 Pro
- L2TPクライアント:上記のWindowsビルトインの[事前共有キーを使った L2TP/IPsec]
解決後
上記に加え、以下。
- 加入プランのオプション:プロバイダハイブリッドオプション
- ルーター(1台目):WSR-1166DHP4。インターネット側。「PPPoEパススルー機能」をON
- ルーター(2台目):WRC-1167GHBK-S。LAN側。1台目のルーターのLAN側につないでいる状態。PPPoEクライアントとして設定。
原因
色々調べたところ、原因は、うちの光回線が「V6プラス」だったからっぽい。
やったこと
2台目のルーターをてきとうに用意。余ってるのを使った。
それを、上記の「解決後」欄のように配線やセットアップ。
そして、DMM光の加入済みプランに、オプション「プロバイダハイブリッドオプション」を追加。これにより、PPPoEの接続アカウントがもらえる。
その後、2台目のルーターがPPPoEを使えるように、インターネット側にある1台目のルーターで「PPPoEパススルー機能」をON。
で、LAN側の2台目のルーターに、PPPoEでプロバイダとつなぐよう設定。これにより、これ経由の通信をPPPoEでカプセル化。
結果
PPPoEでつながっている2台目のルーター経由であれば、WindowsのL2TPクライアントを使って先方にVPNでつながるようになった。