- PC:NEC Express5800/51Le N8000-512
- OS:Ubuntu 14.04 64bit
- PC:DELL INSPIRON 1501
- OS:Windows XP Home Edition SP3
Windows XP を使っていたが、セキュリティ的、機能的、新しいモノとの互換性的に、そろそろやばくなってきた。そこで、あまりお金をかけずに新しいOSに移行したい。
しかし使っていたPCの性能は低く、最近のOSを入れるにはスペックが厳しい。だからといってEcoLinux などの軽さ重視な感じのOSだと、今度は機能的要件を満たせなさそう。
そこで、ちょうど最近譲り受けた、マシな性能のPCがあったので、これに最近の機能的にも問題なさそうなLinux を入れることとする。
どのLinux にするかといえば、やっぱubuntu でしょ!ってことで、ubuntu とする。
NEC Express5800/51Le N8000-512 にUbuntu 14.04 64bit を入れ、まともに動くようにする。
また、古いXPマシンにある複数のユーザーのドキュメント類のデータを、これに移す。
最近のubuntu はPAE対応のCPUにしか対応していない。
これについては、今回のCPUはCore 2 ということで、PAE に対応していると思われ、特に問題ない。Core 2 なので64bit OS OKとのこと。
それ以外で不安なのは、メモリーが1GBしかないということ。これは今Ver. のubuntu の最低要件は満たしているが、実際は快適に動くかどうかとても不安である。これについては、今後メモリーの増設を考える。
【参考URL】
http://ubuntuapps.blog67.fc2.com/blog-entry-632.html
- Ubuntu Desktop 日本語 Remix の64bit 版のISOをDL。
- それをImgBurn でDVD-R に焼いた。
【ISOのDL元URL】
http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
作業直前に、HDDが故障していることが判明(*_*)
PC起動時のS.M.A.R.T. チェックでひっかかり、既存のOS起動すらできなくなっていた。
これではubuntu をHDDにインストールすることなどできない。
仕方なく、たまたま予備で持っていた別のSATAのHDDと交換することにした。
移行先PCには、光学ドライブとしてはCDドライブしかついていないことが判明(*_*)
やむを得ず、移行元PCに後付けした内蔵型5インチDVDマルチドライブを使うことにした。
まず移行元PCから取り出す。そして、移行先PCの内蔵型CDドライブを取り外す。
移行先PCの内蔵型CDドライブは細いタイプなので、そのまま通常の5インチベイの内蔵型DVDマルチドライブに差し替えることは不可能。仕方なく、移行先PCのPCケースを取り外したままIDEケーブル類だけを無理やりつないで、DVDマルチドライブを動かした。
- ubuntu のDVDでブート
- ウィザードに従い、クリーンインストール(アカウント作成やアップデートを含む。)
インスト直後、プログラム一覧的なところに出るはずのプログラムたちが全然出てこなかった。
⇒ でもPC再起動したら出るようになった。
追加したいソフトをインストする。
まずUbuntuソフトウェアセンターから、下記のソフトをインストした。
- ClamTK — ウイルス対策ソフト
- ファイアウォール設定ツール(gufw) — ファイヤーウォール
- GParted — パーティション操作 Ubuntuソフトウェアセンターに登録されていないものは、各ウェブサイトから個別にDLしインストール。
- Opera 12.16 for Linux x86-64 — ウェブブラウザー
- Linux 版 TeamViewer (32-Bit / 64-Bit Multiarch) — リモートアシスタンス
移行元PCから移行先PCへ、LAN経由で、ユーザーデータを移行したい。
あらかじめ移行元のWin XP の方で、移行したいフォルダーのプロパティにて、NW共有を有効化かつそれ経由で書き込みもできるようにチェックした。
※ 移行元はWin XP Home なので、GUI操作だけだとAdministrator 使えない上に、アクセス権を自由に操作もできない。なので、このようにしないとWin XP 上の全ユーザーのドキュメントデータにubuntu からうまくアクセスできなかった。
ただし、あらかじめnet user administrator /active:yes コマンドでadministrator を有効にして、かつnet user administrator [password] でadministrator にパスを与えた状態で、ubuntu からXP のadministrator で認証してやってたなら、それもうまくいったかも・・・。
その後、どちらも同じ有線LAN NW につなぎ、Windows ネットワークとしてubuntu から移行元のWin XP にアクセスした。その際、Win XP にアクセスする際の認証IDとして、XP インスト時に設定した任意の管理者権限持ちアカウントを用いた。
その後、必要なユーザーの「デスクトップ」や「ドキュメント」内のファイルを、XP時代のときと同じように復元した。
最終的には、狙い通りに新PCにubuntu を入れ、かつ旧PC時代の各ユーザーのドキュメント系データを前と似たようなパスに復元できた。いくつかのアプリを使ってみても良好。ネットワークも特に問題なさそう。
でもメモリーが1GBだと、やっぱり遅い!インスト直後のFirefox はまあ速かったが、ウイルス対策ソフトいれたり、別のアプリを起動させたりすると、もう遅すぎてきつい。
さっそく2GBの追加メモリーを中古で購入することにする。
Opera 12.16 は、もはや古くなってしまったPresto エンジンを使ってるバージョン。
Windows 版Opera ではVer. 15 になってからは、エンジンとしてWebKit / Blink を使うようになっている。でもLinux 版の安定板としては、いまだ12.16 止まり。
今、Linux 版 Opera Developer 24 が出ており、それがWindows 版みたいな新エンジンタイプらしい。でもこれは開発版なので、チャレンジ精神がそこまでない私としては、あんま使いたくない。よって、これの安定版が出たときに使ってみようと思う。
- 外付けドライブを使うとき、マウントしたユーザー以外にはアクセスすらさせてくれない。その場合は、マウントした人にいったんマウントを解除してもらってから、またユーザーを切り替えて、そのユーザーにてマウントしなおすしかなさげ。
- ディスクのフォーマットは、Linux系のフォーマット以外にFATとかNTFSにもフォーマットできるのかあ。
- ubuntu 上で管理者権限が必要な操作をしようとするとき、Win でいうUAC的な認証画面が出てくる。このとき、認証に使う管理者アカウントのパスワードに空パスが設定されていると、認証が通らないようだ。