概要
WDS(Windows 展開サービス)でWin 10 のイメージを配布したら、「パス [Offline Servicing] で無人設定を適用できませんでした。」と表示されてセットアップが中断された。
原因は、Win 8.1 メディアに付属していたboot.wim を使っていたことだった。
Win 10 メディアに付属しているboot.wim を使って配布し直したところ、その先に進むことができた。
詳細
発生したときの環境
ネットワーク
VirtualBox による「NATネットワーク」環境
対象の仮想サーバーも仮想クライアントも全てこのNW内にいる。
仮想マシンA(サーバー)
- OS:Windows Server 2012 R2 64bit 評価版
- Windows 展開サービス + それを動かすための必要なコンポーネント(AD、DNSサーバー、DHCPサーバーなど)を全てこの1台に集約
- セットしたブートイメージ:Windows 8.1 Enterprise 64bit 評価版 のISOの中に入っている、sourcesboot.wim
- セットしたインストールイメージ:Windows 10 Enterprise 2015 LTSB 64bit 評価版 のISOの中に入っているsourcesinstall.wim
仮想マシンB(クライアント)
- 空っぽの状態
- このマシンに配りたいOS:Windows 10 Enterprise 2015 LTSB 64bit 評価版
発生状況
仮想マシンBでPXEブートし、WDSにセットされたブートイメージで起動した。
ブートイメージは起動したが、その後のインストールイメージのセットアップ途中とおぼわしき段階にて、「パス [Offline Servicing] で無人設定を適用できませんでした。」と表示され、セットアップが中断された。
対応
ブートイメージをWin 10 のものに差し替えてから、同じように配信作業を行ったところ、仮想マシン
Bにて問題なくWin 10 のインストールが完了した。
エラー発生時
- Windows 8.1 Enterprise 64bit 評価版 のISOの中に入っている、sourcesboot.wim を使用。
- Windows PE のVer:6.3.9600(64bit)
エラーなし時
- Windows 10 Enterprise 2015 LTSB 64bit 評価版のISOの中に入っている、sourcesboot.wim を使用。
- Windows PE のVer:10.0.10240(64bit)
所感
やっぱその都度合うバージョンを使わないとだめだよね(+_+)